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パワーユーザーから 録画ネットの使い方紹介

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録画ネット サイトマップ パソコンを一切操作しないで妻・子供が毎日、日本のTV番組をTV画面で観られる

[2004-05-06]


アジア在住の Y.W様 よりいただいた情報です。

こちらのお宅では、奥様や、お子様が、全くパソコンを操作する事なく、日本のテレビ番組を楽しんでおられます。
ぜひ、皆様の参考になればと思い、記事を書いていただきました。
ここに紹介させていただきます。

Y.W様、 ありがとうございました。


[経緯]

現在アジア在住です。アジアの某大企業で開発の仕事をしています。
私の住んでるこの国では、日本のTV番組のビデオレンタルなどは、ほとんどなく、マンションのケーブルTVで観られる一部のプレミアム放送が唯一の日本のTV番組でした。

しかし、これだけでは、この国の言葉が全く分からない専業主婦の妻と小学生の子供2人の不満が高まり“家庭崩壊”の4文字がちらつくほど追い込まれていました。2003年11月の事です。

そこで同僚の日本人と協力して色々と情報を集め、大きく分けて4つの方法を見つけ検討し、結論として「録画ネット+TransGear DVX-500」に決めました。DVX-500の発売も2003年12月でしたので、この方法での日本TV放送視聴の環境がちょうど揃ったと言えます。これ要因以外にも、最近2・3年で急速に復旧した12Mbps程度以上のBroadBandによるInternet接続や5万円を切ったDeskTop PCの登場も現在の私の視聴環境に対する追い風となっています。

[視聴環境]

 私の視聴環境のキーになるのが「パソコンを一切操作しないで妻・子供が毎日、日本のTV番組をTV画面で観られる」事です。私の帰りが遅いため私がファイル転送やフォーマット変換、CD-R焼作業を毎日行うのは大変ですし、帰りが遅いと「早くXXXが観たい!」と文句を言われるのも避けたかった事があります。以下は私がこの環境実現のために使用している機器類です。

1)録画ネット(昨年[2003年]12月末にテレパソ購入し、ハウジングサービスに加入)

2)TransGear DVX-500(Network対応、DivX対応)

詳細→ http://www.transtechnology.co.jp/products/hard/det/dvx-500.html

他にも同様な機能を持ったDVDプレイヤーは有りますが私はこれにしました。このDVX-500はEthernetでDesktop PCと、ビデオケーブルで25インチ家庭用TVに接続しています。

3)3万円PC

一応フロントパネルには“Simbadda”とか書いてありますが要するにNo Brand PCです。仕様としてはCeleron 1.7GHzで100Base-T LAN、グラフィック機能、USBポート等はオンボードで付いています。RAM 128MB、HD 40GB(OS無し)のものを約3万円で購入し、自分でRAMを512MBに増やしCD-RW Drive(一番上)とDVD+/-RW Drive(二番目)を増設、IDEタイプのリムーバブルHDボックス(三番目)も増設し、別に買った120GBのHDを入れています。録画ネットから転送した動画ファイルはこの120GB HDに溜めます。こうする事でHDが一杯になったが消したくない場合にHDごと交換出来ます。OSは安く上げるためにWindows2000日本語版を使用しています。

ちなみに4番目のベイにはスピーカーを組み込んでいます。また左右のブルーに光っているのは単なる飾りのネオン管です。3万円PCのくせにこんな飾りが付いているのは不思議ですが。これ消せないんです...

そしてポイントとなるのが、このPCは録画ネット専用として購入したものであるです。モニターとかキーボードは購入していません。通常のEmailとかInternet閲覧用にはeMachinesのCeleron 2.5GHzのPCを使っています。これも実は5万円PCです。

4)モニター、キーボード切り替えスイッチボックス(Corega Changer KVMA-2)

上で書いたように通常はeMachinesを使っていてNo Brand PCは録画ネット専用であり、このNo Brand PCは電源入れっぱなしで操作の必要が無いためモニターとキーボードを購入しなかったのです。HDドライブはNetwork上で共有してあるので観てしまったTV番組の整理・削除はeMachinesからも行えます。

但しそう言っても初期設定の必要や色々なメンテナンスの必要があるためeMachinesで使用しているモニターとキーボードを切り替えスイッチボックスにつなぎ、必要な時は何時でも切り替えられる様にしています。この切り替えボックスの切り替えはCtrlキーを2度連打するだけなので非常に楽です。

5)BroadBand:20MbpsのVDSL接続(電話線使用)

6)ルーター(DHCPサーバー機能付)

7)5ポートHUB

右上がブロードバンドモデム、左がルーター、右下がHUBです。HUBは他にもあり、TCP/IP接続している機器が全部で10個もあるのですが省略しています。

eMachines、No Brand PC、DVX-500は全てこのHUBに接続されており、IPアドレスはLocalなものが自動に割り当てられます。

8)25インチTV

先に書いたDVX-500とビデオケーブルで接続しています。普通のDVDプレイヤーとTVの接続方法です。これにより、録画ネットで録画・転送したTV番組はパソコン画面では無くこの家庭用TVを使って家族全員で観ています。PCのモニター画面上で観るより迫力が有りますし画像もきれいです。上の画面は実際に録画ネット録画番組を観ている画面です。動きがよっぽど早くない限り日本でTV番組を観ているのと変わらない品質で観れます。

 

[自動視聴方法]

以上が私の家での日本番組視聴環境ですが、実は他にも「パソコンを一切操作しないで妻・子供が毎日、日本のTV番組をTV画面で観られる」ために必要不可欠な機能があり、それが録画ネットから提供されている「ダウンロード支援ツール」dl6gabotです。(詳細→http://www.6ga.net/dl6gabot.php

このツールは起動するだけで自動的に、日本にある私の預けたテレビパソコンにLoginし、録画済の番組があると自動的にファイル転送して、このツールを起動したPC(つまり自宅マンションにあるNon Brand PC)の決まったフォルダーにコピーしてくれると言う物です。

このツールはdl6gabot.batと言うDOS窓で動くバッチファイルなのですが、このショートカットをスタートアップフォルダーに入れて置く事で、電源を入れるだけで自動起動されます。上の画面が実際に自動転送がされている様子です。転送されたファイルはこのdl6gabot.batが入っているフォルダーに6ga.netと言うフォルダーが作成されその中にコピーされます。

私の場合は120GBのリムーバブルHDであるFドライブにこのツールを入れています。このツールと録画ネットの「レギュラー予約」機能を使い、特番以外は特に何も操作しなくても自動的にNo Brand PC上に、どんどん日本のTV番組が溜まって行く事になります。録画時のモードは試行錯誤の結果、DivXモード、BitRate 1300、 Frame Rate 30、画像サイズ560x420にしています。これですと1時間番組でファイルサイズが約550MBになります。もちろん、DivXモードなのでもっとファイルサイズを小さくしても十分観れるのですが、画質重視のため大きめのファイルサイズになる設定にしています。

この、PC上HDに溜まったファイルをフォーマット変換やコピー等をせずにTV画面で見るのですが、この時に活躍するのがDVX-500になります。DVX-500はDVDプレイヤーですが背面にEthernetポートを備えており、DVDとかVideo−CD規格の動画ファイルで無くてもWindows PC上で再生出来るファイルであれば殆どのファイルを再生する事が出来、DivXにも対応しています。もちろん、Video−Out端子がありますから再生画像は普通のTVで観る事が出来ます。感覚としてはDVDプレイヤーと言うよりTV画面をモニターにリモコンをキーボード代わりにしたパソコンと言う感じです。実際OSとしてLinuxを使用している様です。HDを搭載しない「ThinClient PC」とも言えます。

パソコンと同じ感覚でRouterにつなぐ事で自動的にNetwork上で認識され、セットアップ画面にある「ファームウエアのアップデート」機能により自動的に最新のファームウエアに更新する事が出来ます。但し、DVX-500が再生対象とするファイルはDVX-500に添付されている「TransGear Media Server」がインストールされているPCの「マイドキュメント」内にあるものとなります。「マイドキュメント」内には「My Pictures」や「My Music」等のWindowsの標準フォルダーが有りますが、DVX-500はJPEG等の画像ファイルやMP3等の音楽ファイル再生にも対応しているため、これらのフォルダーに対応するファイルを入れておけばTV画面で見たり再生したりも出来ます。動画ファイルは「My Videos」に入れておけば再生対象となります。

ここで問題になるのがdl6gabot.batが画像ファイルを収納するフォルダーと異なる事ですが、実は「マイドキュメント」はプロパティーを開く事で実際の収納先フォルダーを変更する事が出来るため、前述のリムーバブルHDに変更します(実はショートカットを使用するのでこの作業は必要無いとも言えますが)。

そしてこの中にある「My Videos」フォルダー内に先ほどのdl6gabot.batがファイルを収納するフォルダーのショートカット(6ga.net)を入れて置きます。

こうして置くことでDVX-500を起動して対応するフォルダーを開けば録画したTV番組がTV画面で観れることになります。その時のDVX-500の操作の様子は以下の様になります。

一番最初の画面はDVX-500のCDトレイに入れられたCD-RやDVDを再生するのかNetwork上のPCにあるファイルを再生するのかを選択する画面です。2つ目の選択肢が私の録画ネット専用No Brand PCですが、これは特にDVX-500上でマニュアルでの設定(IPアドレスの入力等)を行わなくても自動検索で見つけてくれ(TransGear Media Severとの連携による)画面上に選択肢として現れます。複数のPCにも対応してます。後はビデオ→6ga.netとフォルダーを開けて行き、最終的にDivXモードで録画されたファイルを選択してやる事で再生が開始されます。

従って、妻・子供が日本語TV番組をみるために行わなくてはならない操作はDVX-500と家庭用TVの電源を入れ、リモコンでフォルダーとファイルを選択する事だけです。

大変簡単・便利であり家族も大喜びです。もう日々の生活で欠かせない物となっています。

 

[その他]

結局キーになるのがTransGearのDVX-500ですが、これは色々な国で売っている様です。例えば、

http://www.trans-technology.com/DVX-500.htm

です。私の場合Internetを通して購入し、配達先を日本に住んでいる親の家にし一時帰国した時に持ち帰りました。私の場合日本のDVDを観る事が一番多いため日本の長瀬産業から購入するのがベストでした。ただ、海外のDVDも観ますのでやはりリージョンフリーに出来るDVDプレイヤーが一番です。下記URLにも書いてありますがDVX-500はリージョンフリーに出来ます。Webによっては嘘が書いてある場合がありますがこのページに書いてある情報は本物です。但し書いてある手順はゆっくりでは無く素早く行わないと有効ではありません。

http://www.geocities.jp/g_vr5/data2.htm

またDVX-500に関しては下記Webページに非常に詳しく情報が書かれています。

http://www.watch.impress.co.jp/av/docs/20031212/dev051.htm

http://www.tadachi-net.com/desktop_pc/asus_terminator/avserver4.html

http://www.geocities.jp/imaiti_44/dvx500.htm

但し、この3番目のWebに書いてある「ドライブの騒音」は、私も一番初期のものを買ったにも関わらず気になる騒音はしません。もっとも上に書いた様に私の場合はNetworkを通してPC上のファイルを再生するのが99%でCDトレイにDVDを入れて再生させる事は殆ど無いのであまり関係無いですが。

以上、録画ネット、DVX-500、ブロードバンド、低価格PC、インターネットTVガイド等の必要不可欠な要素がここ半年で揃った事により以前では考えられなかった簡単・便利さで日本のTV番組が海外で観れるようになりました。おかげで日本に居た時より多く日本のTV番組を観ています。


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今後も録画ネットを宜しくお願いいたします。

 

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